ゲーミングPCのスペックはこれだ!最適な選び方と基準まとめ

ゲーミングPC本体と、それを取り巻く主要パーツ(CPU、GPU、メモリ、SSDなど)の構成図
オタクTaichi

ゲーミングPCのスペック選びに迷っている方必見!ゲームを快適にプレイするためには、どのようなスペックが必要なのかを徹底解説します。初心者にもわかりやすく、CPUやグラボ、メモリの選び方に加え、予算に応じた適切なスペックの目安やおすすめPCも紹介。これを読めば、あなたのゲーミングライフが格段に向上すること間違いなしです。

目次

ゲーミングPCのスペックがゲーム体験に与える影響

FPSゲームや美しい映像体験に必要な処理能力

ゲームプレイの質を左右するのは、PCがどれだけ高速に画面を描画できるかという処理能力です。この能力が不足すると、敵との撃ち合いで画面がカクつき、狙いが定まらないまま倒されてしまうことも。

処理能力の高いPCでは、1秒間に144枚もの画像を表示できます。低スペックPCが30枚程度しか表示できないのと比べると、まるで別世界。動きの激しいバトルロイヤルやFPSでは、この差が勝敗を分けるポイントになります。

また、最新タイトルの美しいグラフィックスを楽しむには、膨大なデータを瞬時に処理する力が求められます。光の反射や影の表現、キャラクターの細かな動きまで、リアルタイムで計算しているんです。

30fps(コマ数が少ない)と144fps(コマ数が多い)のフレームレートの違いを、パラパラ漫画で比較した図解
フレームレートイメージ

快適なプレイのためのフレームレートとは

フレームレート(fps)は、1秒間に何枚の静止画を表示できるかを示す数値です。数字が大きいほど動きが滑らかになり、ゲーム体験が向上します。

一般的な目安として、60fpsあれば多くのゲームを問題なくプレイできます。ただし、競技性の高いタイトルでは144fps以上が推奨されることも。プロゲーマーの中には240fpsを求める人もいるほどです。

実際のプレイシーンで考えてみましょう。30fpsでは画面の動きに若干の遅れを感じますが、60fpsになると視点移動がスムーズに。144fpsでは、マウスを動かした瞬間に画面が反応し、エイムの精度が格段に上がります。

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FPS (フレームレート)目安・特徴
60FPS以上RPGやアクションゲームなど、一般的なゲームを快適に遊べる基準
144FPS以上競技性の高いFPSゲームで推奨されるレベル。 画面のカクつきがなく、エイム精度が向上
240FPS以上プロゲーマーレベル。 最高峰の環境を求める方向け
NVIDIA公式より

ゲーミングPCスペックの基本構成

マザーボード上のソケットに設置されたIntel Core i7 CPUチップ

CPUの役割と選び方

CPUはPC全体の「司令塔」で、ゲームの進行やキャラクターの動きといった、「映像美」以外のすべてを処理しています。ゲーミングPCのパーツ選びでは、まずGPU(グラフィックボード)の予算を決め、そのGPUの性能を最大限に引き出せるCPUを選ぶのが基本です。

GPUが高性能(例:RTX 5070)なのにCPUの性能が低いと、CPUの処理が追いつかず、GPUの本来の力が出せません。逆に、GPUがエントリークラスなら、CPUだけを最上位にする必要はありません。

「GPUのクラス」と「CPUのクラス」を揃えることが、バランスの良いPCを組むコツです。

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GPUクラス (目安)CPUクラス選び方のポイント
エントリー
(RTX 3050 / 5050 など)
Core i5 / Ryzen 5 (旧世代含む)PCゲームを楽しむための標準的な選択肢。GPUの性能を十分に引き出せます。
ミドル
(RTX 5060 など)
Core i5 / Ryzen 5 (現行世代)フルHD(1080p)の基準。 このクラスのGPU性能を十分に引き出せます。
ミドルハイスペック
(RTX 5070 / 5070 Ti など)
Core i7 / Ryzen 7性能の分岐点。 WQHD(1440p)や高fps、配信なども快適にこなすための高性能構成です。

グラフィックボード(GPU)の重要性

NVIDIA GeForce RTX(緑)とAMD Radeon RX(赤)の2つのグラフィックボード(GPU)の画像

グラフィックボード(GPU)は、PCゲームの「映像の美しさ」と「動きの滑らかさ(fps)」の両方を担当する、ゲーミングPCで最も重要なパーツです。予算の多くをここに割くのが一般的です。

主流はNVIDIAの「GeForce RTX」シリーズとAMDの「Radeon RX」シリーズです。

クラス別のゲーム体験(例)

RTX 5060 (ミドルクラス)

  • PCゲームの標準であるフルHD(1080p)環境の基準となるGPUです。
  • 『Apex Legends』や『VALORANT』のような競技性の高いゲームでは144fps以上を安定して狙えます。
  • 『サイバーパンク2077』や『スターフィールド』のようなグラフィックが非常に重いAAAタイトルでも、画質設定を最適化(中~高設定やDLSS/FSR利用)すれば、60fps以上での快適なプレイが可能です。

RTX 5070 以上 (ミドルハイ~ハイエンド)

  • WQHD(1440p)解像度で高fpsを狙ったり、4K解像度でのゲームプレイを視野に入れるためのGPUです。レイトレーシング(光のリアルな反射)を有効にしても高いパフォーマンスを維持できます。
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価格帯(円)GPU1080p (FHD) FPS1440p (QHD) FPS4K FPS
4~5万円RTX 5060/RX 9060 XT90~14560~11035~70
6~10万円RTX 5070/RX 9070 XT200~255160~190100~120
10~20万円RTX 5080/RX 9080 XT260~305195~230110~145
主要グラフィックボードの性能比較表

VRAM(ビデオメモリ)の重要性

VRAMは、GPU専用の高速なメモリです。特に『ホグワーツ・レガシー』や『サイバーパンク2077』のように高解像度のテクスチャ(建物の壁紙や地面の模様など)を多用するゲームでは、VRAM容量(例:8GB以上、推奨12GB)が求められます。

もしVRAMが不足すると、せっかく高性能なGPUでも、街中のテクスチャがぼやけた粗い表示になったり、データの読み込みが追いつかずカクついたりする原因となります。

メモリの容量とスピードの影響

マザーボードのメモリスロットに2枚挿さっているメモリ(RAM)の画像

メモリ(RAM)は、PCが作業を行うための「一時的な作業スペース」です。容量不足は、ゲームやPC全体の動作不安定に直結します。

メモリ容量の目安(16GB・32GB・64GB)

16GB (最低ライン)

ゲームは動作しますが、ブラウザ(攻略サイトや動画)や通話ソフト(Discord)を同時に開くと、容量不足で動作がカクついたり、ゲームが強制終了(クラッシュ)したりする場合があります。

32GB (現在の標準・推奨)

現時点で最もバランスの取れた選択肢。ゲームと他の作業(ブラウザ、通話、録画など)を同時に行っても余裕があります。 特に、以下の用途を少しでも考えている場合は16GBでは確実に不足するため、32GBが必須となります。

  • ゲーム配信 (OBSなどの配信ソフトの同時起動)
  • Modやアセットの多用 (『マインクラフト』の影Mod、『Cities: Skylines』のアセット追加など)
  • 将来のAAAタイトルの要求スペックを見据えた長期的な利用

64GB (将来への投資 / ヘビーユース) 「これからの時代」を見据えた容量です。4K動画編集、AI画像生成など、ゲーム以外の重い作業も行うなら最適です。

メモリについて詳しく知りたい方は「ゲーミングPCのメモリ選び:32GBと64GBの使い道とは?」をご覧ください。

ストレージ選びのポイント

NVMe PCIe Gen4 1TB SSD(ストレージ)の基板画像

高速な「NVMe SSD」を「1TB以上」搭載する

現在のゲーミングPCでは、OSとゲームのインストール先として、高速な「NVMe (エヌブイエムイー) SSD」の搭載が必須です。(※HDDや旧式のSATA SSDは読み込みが遅く、ゲームプレイに適しません)

迷うべきは「容量」だけです。

  • 1TB (標準・推奨)現在の標準的な容量です。OSや複数のゲームをインストールしても、余裕を持って運用できます。
  • 2TB (より安心な選択)『サイバーパンク2077』など、最近の大型ゲームは1本で100GB以上使うことも珍しくありません。複数の大型ゲームを同時にインストールしておきたい方や、将来の容量不足を心配したくない方におすすめです。
  • HDD(ハードディスク)の使い道ゲームのインストール先には向きません。録画したプレイ動画など、大容量データを保存する「保管庫」として2台目以降に追加(増設)するものです。

電源ユニットと冷却システムの選定

CPUクーラーの空冷式(左)と水冷式(右)の仕組みと外観の比較画像

電源ユニット (PSU)は、すべてのパーツに安定した電力を供給する縁の下の力持ち。容量不足だとPCが突然落ちたり、最悪の場合パーツが故障したりする危険性があります。

消費電力の目安として、ミドルスペックなら650〜750W、ハイエンドなら850W以上を選びましょう。 80plus認証の中でもbronze以上を選ぶと良い。Gold認証なら発熱も抑えられ、静音性も向上します。

冷却システムは長時間の安定動作に不可欠。CPUクーラーは空冷式と水冷式があり、ミドルスペックまでなら空冷で十分。ハイエンドCPUや静音性を重視するなら、簡易水冷クーラーがおすすめです。

ケースファンの構成も重要で、前面から吸気、背面・上部から排気する流れを作ると効率的。夏場でもCPU温度を70度以下に保てれば、性能低下を防げます。

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スペック推奨電源容量
ミドルスペック650〜750W
ハイエンド850W以上
消費電力の目安

ゲーミングPCのスペック目安

初心者向けのエントリーモデルスペック(予算10万〜15万)

ゲーミングPCデビューには、必要最低限の性能を備えたエントリーモデルが最適。予算10〜15万円程度で、多くの人気タイトルを楽しめる構成が組めます。

PCゲームの標準解像度であるフルHD(1080p)で、多くのゲームを快適に動作させることを目標にした構成です。

初心者向けの構成例

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項目推奨
CPUCore i5 12400F / Ryzen 5 4500
GPUGeForce RTX 3050 / RX 6500 XT
メモリ16GB DDR4
ストレージ500GB SSD (NVMe M.2)
電源500W 80PLUS Bronze

【解説】比較的負荷の軽いeスポーツ系のタイトルであれば、グラフィック設定を調整することで、ゲーミングモニター(144Hzなど)の性能を活かした滑らかな映像でプレイすることも可能です。

映画のようなグラフィックを追求した最新の「AAA(トリプルエー)タイトル」を、最高設定で快適に遊ぶのは難しい場合があります。ただし、画質設定を中~高程度に調整すれば十分プレイ可能なので、「まずはPCゲームを体験してみたい」という方に最適な選択肢となります。

BTOショップのセール品も狙い目。旧世代パーツの在庫処分で、通常12万円クラスのモデルが10万円を切ることもあります。

初心者向け構成のおすすめモデル

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サードウェーブ Lightning AT5 ゲーミングPC本体と付属のキーボード・マウス
Lightning AT5
NEXTGEAR JG-A5G5A(ブラックモデル)のゲーミングPCの外観
NEXTGEAR JG-A5G5A
MD35124(Core i5 12400F・RTX 3050搭載)の白いメッシュPCケースの外観(内部が紫に発光)
Core i5 12400F × RTX 3050 MD35124
CPURyzen 5 4500Ryzen 5 4500Core i5 12400F
GPUGeForce RTX 3050 6GBGeForce RTX 3050GeForce RTX 3050
メモリ16GB16GB16GB
ストレージ500GB NVMe SSD1TB NVMe SSD500GB M.2 SSD
電源550W (80PLUS BRONZE)550W (80PLUS BRONZE)650W電源【80PLUS GOLD】
価格95,980円114,800円108,800円
購入する購入する購入する
おすすめモデル

ミドルスペックの選び方(予算15万〜25万)

ゲーム体験の質と価格のバランスが最も良いのがミドルスペックです。予算15万〜25万円で、現行のほぼすべてのゲームを高設定以上で快適に楽しめる実力を持ちます。

このクラスは、標準的なフルHD解像度だけでなく、WQHD(2560×1440)という高解像度でのプレイも現実的な選択肢となります。

ミドルスペックの構成例

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項目推奨
CPUCore i5-14400F / Ryzen 7 5700X (または Ryzen 5 7600)
GPURTX 5060 / RX 9060 XT
メモリ16GB (DDR4 / DDR5)
ストレージ1TB NVMe SSD (PCIe 4.0)
電源750W 80PLUS Gold
ケースエアフロー重視モデル
冷却空冷クーラー (120mm以上)

この構成は、PCゲームの標準であるフルHD(1080p)解像度において、ほとんどのゲームを高設定で快適にプレイする(60fps以上)ことを目標としています。
『Apex Legends』や『VALORANT』のような競技性の高いゲームでは144fps以上を安定して狙えます。『サイバーパンク2077』のような重いAAAタイトルでも、画質設定の最適化(中~高設定やDLSS/FSR利用)すれば、60fps以上での快適なプレイが可能です。
また、WQHD(1440p)解像度でのゲームプレイも現実的な選択肢となり、多くのゲームを中設定程度で楽しむことができます。

BTOメーカー(ドスパラ、マウスコンピューター、パソコン工房など)を選ぶ際は、保証やサポート体制も比較しましょう。カスタマイズは、将来を見据えてメモリを32GBに、ストレージを2TBに増設するのがおすすめです。

【予算内で上位機(ミドルハイ)を狙う】 この「ミドルスペック(予算15万~25万)」という価格帯は、RTX 5060搭載機が中心となります。 しかし、BTOメーカーのセールや構成によっては、同じ予算内で、ワンランク上の「ミドルハイスペック」クラスである RTX 5070 搭載モデルが購入できる場合があります。

以下の「おすすめモデル」には、基準となるRTX 5060搭載機に加え、予算25万円近くで狙える、よりコストパフォーマンスの高い RTX 5070 搭載機もあえて掲載しています。

ミドルスペック構成例のおすすめモデル

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GALLERIA XGR7M-R56-GD ゲーミングPCの外観
GALLERIA XGR7M-R56-GD
サードウェーブ Lightning G AF7B ゲーミングPC(黒色)の外観
Lightning-G AF7B
G-Tune DG-I7G70 ゲーミングPCと周辺機器(モニター、ヘッドセット、キーボード、マウス)のスターター5点セット
G-TUNE DG-I7G70
NEXTGEAR JG-A7G70(ブラックモデル)のゲーミングPCの外観
NEXTGEAR JG-A7G70
CPURyzen 7 5700XRyzen 7 7700Core i7-14700FRyzen 7 7800X3D
GPUGeForce RTX 5060 (8GB)GeForce RTX 5070 (12GB)GeForce RTX 5070GeForce RTX 5070
メモリ16GB16GB (DDR5)16GB (DDR5-5600)16GB (DDR5-5200)
ストレージ1TB Gen4 SSD500GB Gen4 SSD1TB (NVMe Gen4)1TB (NVMe Gen4)
電源650W (80PLUS BRONZE)750W (80PLUS GOLD)750W (80PLUS BRONZE)750W (80PLUS BRONZE)
価格174,980円179,980円279,800円~ (※5点セット価格)239,800円~
購入する購入する購入する購入する
おすすめモデル

ミドルハイスペックモデルの選び方(予算25万~35万)

「ミドルスペック」からもう一歩踏み出し、より高いレベルのゲーム体験を求めるなら、このミドルハイスペッククラスが最適です。予算25万~35万円で、性能と価格のバランスが取れた上位モデルが手に入ります。

このクラスの中心は「RTX 5070 Ti」クラスのGPUです。 WQHD(1440p)解像度で144fps以上の滑らかな映像を安定して狙えるのはもちろん、4K解像度でもDLSSなどの技術を活用すれば多くのAAAタイトルを60fps以上で快適にプレイできます。

「ミドルスペック(RTX 5060)では少し物足りない」「4Kでも遊びたいが、最上位(RTX 5080以上)ほどの予算はない」という方に、最も現実的で満足度の高い選択肢となるでしょう。

ミドルハイスペックモデルの構成

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項目推奨
CPUCore i7-14700F / Ryzen 7 7800X3D
GPUNVIDIA RTX 5070 Ti
メモリ32GB DDR5
ストレージ1TB NVMe SSD (PCIe 4.0)
電源850W (80PLUS Gold以上)
冷却簡易水冷クーラー (240mm) または 高性能空冷クーラー
ケースエアフロー重視のミドルタワー(強化ガラスパネル採用モデル多)

この構成なら、WQHD解像度において、ほとんどのゲームでグラフィック設定に妥協することなく高フレームレートを維持できます。

レイトレーシングを有効にした最高設定のゲームでも、DLSS(AI超解像技術)やフレーム生成を活用すれば、4K環境で美しい映像を楽しむ実力も十分に備えています。

※おすすめモデルの表を見ると16GBメモリのモデルも含まれていますが、このクラスのGPU性能を最大限に活かし、将来性も考慮するなら、BTOのカスタマイズで32GBメモリを選択することを強く推奨します。

ミドルハイスペックモデル構成のおすすめモデル


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NEXTGEAR JG-A7G7T(ホワイトモデル)のゲーミングPCの外観
NEXTGEAR JG-A7G7T
GALLERIA FDR7M-R57T-B(内部が青く光る)ゲーミングPCの外観

GALLERIA FDR7M-R57T-B
MDT57T285K(ホワイト)のメッシュデザインのゲーミングPCの外観
MDT57T285K
CPU Ryzen7 9800X3DRyzen 7 7800X3DCore Ultra 9 285K
GPUGeForce RT 5070 Ti RTX 5070 Ti 16GBRTX 5070 Ti GDDR7 16GB
メモリ16GB (8GB×2)32GB DDR516GB 【DDR5-4800】
ストレージ1TB (NVMe Gen4×4)1TB Gen4 SSDM.2 SSD 500GB
電源850W/【80PLUS®GOLD】850W 電源 (80PLUS GOLD)1000W電源【80PLUS GOLD】
価格349,800349,980331,800
購入する購入する購入する
おすすめモデル

スペックの確認方法と「見方」を徹底解説

今使っているPCのスペックを確認する方法(Windows)

最も簡単な方法は、設定アプリから確認すること。以下の手順で進めましょう。

  1. 「Windowsキー」を押して「設定」を開く
  2. 「システム」→「バージョン情報」をクリック
  3. デバイスの仕様欄にCPU・メモリ容量が表示されます

グラフィックボードの詳細を知りたい場合は、「タスクマネージャー」が便利。Ctrl+Shift+Escキーで起動し、「パフォーマンス」タブから「GPU」を選択すると、型番やVRAM容量が確認できます。

より詳細な情報が必要なら、「システム情報」ツールを活用しましょう。Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、「msinfo32」と入力してEnter。マザーボードBIOSバージョンまで確認できます。

スペック表の正しい「見方」と用語解説

製品ページのスペック表には、専門用語がずらりと並んでいて戸惑うことも。重要なポイントを押さえておきましょう。

CPU欄の読み解き方

  • 「Intel Core i7-14700F」の場合、世代は14(第14世代)、性能クラスはi7、末尾のFは内蔵GPUなしを意味します
  • コア数/スレッド数が「8コア16スレッド」なら、同時に16個の処理を扱えます
  • ベースクロックは通常時の動作速度、ターボブーストは負荷時の最高速度を示します

GPU欄の注目点

  • 「RTX 5070 Ti」の5000シリーズは世代、70は性能ランク、Tiは強化版を表します
  • VRAM(ビデオメモリ)は12GBあれば、4K解像度でも余裕があります
  • メモリタイプがGDDR6Xなら、GDDR6より高速です

メモリの表記

  • 「DDR5-5600 16GB(8GB×2)」は、DDR5規格で転送速度5600MHz、デュアルチャネル構成を意味します
  • CL(CASレイテンシ)の数値が小さいほど応答速度が速くなります

ストレージの違い

  • PCIe 4.0 x4接続のNVMe SSDは、読み込み速度7000MB/s級で、従来のSATA SSDの約7倍高速
  • TBW(総書き込み量)の数値が大きいほど、長寿命です

「スペック診断」サイト・ツールの活用法

自分のPCがゲームの推奨スペックを満たしているか、簡単にチェックできるツールを活用しましょう。

Can You RUN Itは、ブラウザベースの診断サイト。ゲームタイトルを検索すると、自動でPCスペックをスキャンし、最低動作環境と推奨環境の両方をチェックしてくれます。「通過」「不合格」と分かりやすく表示されるため、初心者でも直感的に判断できます。

Cinebenchは、CPUとGPUの性能を評価するベンチマークツールです。無料のソフトウェアで、Cinema 4DのRedshiftレンダリングエンジンを使用して、現実的なレンダリングタスクに基づいたパフォーマンスを測定します。これにより、お使いのPCのプロセッサとグラフィックスカードの能力を正確に把握できます。

3DMarkは、本格的なベンチマークソフト。有料版が主流ですが、無料のBasic Editionでも主要なテストを実行可能。スコアをオンラインリーダーボードと比較して、自分のPCがどの位置にいるか把握できます。

定期的に診断を行うことで、パーツの劣化やドライバの問題を早期発見できます。特にグラフィックドライバは、最新版へのアップデートでフレームレートが10%以上向上することもあるため、月に一度はチェックする習慣をつけましょう。

ゲーム別おすすめスペック

「ゲーム別おすすめスペック」は、PCゲーム初心者の方が最も一般的に使用する「フルHD(1920×1080)解像度のモニター」でゲームを快適に遊ぶことを前提としています。

WQHD4Kといった、より高画質なモニターでのプレイは想定していません。あらかじめご了承ください。

Apex Legendsを快適にプレイするためのPCスペック目安

人気ゲーム「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」Showdownイベントのキービジュアル
Apex-Legends公式サイトより

人気バトルロイヤルFPS『Apex Legends』は、安定したフレームレート(fps)の維持が勝敗に直結します。 ここでは、フルHDモニターで遊ぶための2つの目標ラインを紹介します。

【コスパ最強】快適ライン(60fps~100fps目標)

「入門」とはいえ、戦闘中にカクカクするのは避けたいですよね。 そこで、「60fps」を最低ラインとしつつ、激戦区でも安定して「100fps」前後を目指せる、最もコストパフォーマンスに優れた「今買うならコレ」という構成です。

項目推奨
CPUCore i5-12400F / Ryzen 5 5600X (またはそれ以降)
GPURadeon RX 7600
メモリ16GB (必須)
ストレージ500GB以上の SSD (必須)
おすすめモデル
サードウェーブ Lightning G AT7XRW(ホワイトモデル)のゲーミングPCの外観
Lightning-G AT7XRW
価格114,980~(税込)

※購入時のワンポイント・アドバイス このモデルは標準だとSSDが500GBですが、購入ページの「カスタマイズ」から「+7,000円」で「1TB」にアップグレードすることを強く推奨します。最近のゲームは容量が大きいため、合計121,980円で容量の不安をなくしておくのが、最も後悔しない賢い買い方です。

【解説】2025年秋現在、この RX 7600 を搭載した新品BTOパソコンが「10万円前後」で販売されており、圧倒的なコストパフォーマンスを誇っています。 (※RTX 3060 は新品BTO市場からほぼ姿を消しました)

この構成は、フルHDでApexを遊ぶための「失敗しない最適な構成」です。Apexはもちろん、フォートナイトや原神など、今人気のほとんどのPCゲームをフルHDで快適に遊べます。

【本格派】高画質・高fpsライン(144fps目標)

「どうせ買うなら、画質設定にもこだわりたい」 「スペック不足で悩むことなく、将来も長く安心して使えるPCが欲しい」という方には、以下の構成をおすすめします。 これを選んでおけば、スペック不足で後悔することはまずありません。

項目推奨スペック
CPUAMD Ryzen 7 5700X
GPUNVIDIA GeForce RTX 5060 Ti (16GB)
メモリ16GB (できれば32GB)
ストレージ1TB NVMe SSD
おすすめモデル
NEXTGEAR JG-A7G6T(ブラックモデル)のゲーミングPCの外観
NEXTGEAR JG-A7G6T
価格169,800円~(税込)

【解説】 最新世代のGPU「RTX 5060 Ti」を搭載しており、ApexをフルHDの最高画質に設定しても、144fpsの維持を難なく目指せます。

また、大容量のGPUメモリ「16GB」とストレージ「1TB SSD」を備えているため、将来登場する重いゲームや、ゲームの容量不足に悩まされる心配もありません。

「快適さと将来の安心感を重視する」ならば、これが最も満足度の高い、後悔のない選択になります。

フォートナイト(Fortnite)を快適にプレイするためのPCスペック目安

人気ゲーム「Fortnite(フォートナイト)」のキービジュアル(シーズンロゴ)
Fortnite公式サイトより

『フォートナイト』は、特徴的な「建築」要素により、戦闘中に多数のオブジェクトが瞬時に生成されます。そのため、特に激しい建築バトルではCPUとGPUの双方が安定したパフォーマンスを発揮することが求められます。

Unreal Engine 5 (UE5) への移行により、グラフィックが大幅に進化しましたが、同時に要求されるスペックも向上しています。特にメモリは16GB、ストレージは高速なNVMe SSDが公式の推奨要件となりました。

フルHDモニターで快適に遊ぶために、「標準設定(60fps~100fps目標)」ラインと、「120fps以上(競技・本格派向け)」ラインの2つの推奨スペックを紹介します。

【コスパ重視】標準設定(60fps~100fps目標)

「画質設定は最高にこだわらないが、標準設定でカクカクせず快適に遊びたい」

という方には、こちらの構成が非常にバランスが取れています。

項目推奨スペック
CPURyzen 5 7500F
GPURadeon RX 7600
メモリ16GB DDR5
ストレージ1TB NVMe SSD
おすすめモデル
サードウェーブ Lightning G AT5RB ゲーミングPC(黒色)の外観
Lightning-G AT5RB
価格124,980~(税込)

※購入時のワンポイント・アドバイス このモデル(124,980円)は標準SSDが500GBです。 しかし、購入ページの「カスタマイズ」から、わずか「+6,000円」で「1TB SSD《オススメ》」にアップグレードできます。

合計130,980円で容量が2倍になり、後で1TB SSDを自分で増設する(約1万円~)より安く、手間もかかりません。容量不足の後悔をなくすため、このアップグレードを強く推奨します。

【解説】 「新世代CPU(Ryzen 5 7500F)」と高速な「DDR5メモリ」が、フォートナイト特有の激しい建築バトルでの処理落ちを防ぎます。

GPUのRX 7600は、「最高設定」ではパワー不足(60fps以下)ですが、「標準設定」なら170fpsを発揮。画質より快適さ(fps)を重視するなら、堅実でバランスの取れた構成です。

120fps以上(競技・本格派向け)

高リフレッシュレートモニターを使用し、競技設定(パフォーマンスモード)で120fps以上を安定して目指す構成です。

項目推奨
CPUCore i5-14400F
GPUNVIDIA GeForce RTX 5060
メモリ16GB DDR5
ストレージ1TB NVMe SSD
推奨構成のおすすめモデル
ZEFT Z56AA ゲーミングPC(Thermaltakeケース)の外観
ZEFT Z56AA
価格161,480円~(税込)

【解説】 最新世代の「CPU(Core i5-14400F)」「GPU(RTX 5060)」、高速な「DDR5メモリ」「1TB SSD」を搭載した、非常にバランスの取れた構成です。

RX 7600(コスパ重視ライン)ではパワー不足だった「UE5の高画質(DLSS併用)」に対応できるGPU性能と、「建築バトルでの処理落ち」を防ぐCPU性能を兼ね備えています。

競技設定(パフォーマンスモード)で144fps以上を安定して目指せるため、フルHDでフォートナイトを本格的にプレイしたいなら、これが最強の「バランス機」です。

模型ゲームやシミュレーションゲーム向けのPCスペック

人気ゲーム「Minecraft Legends(マインクラフト レジェンズ)」のキービジュアル
Minecraft公式サイトより

『Cities: Skylines』や『Minecraft』のような箱庭系ゲーム(都市建設、ワールドビルド系)は、規模が大きくなるほど、あるいはModを導入するほどCPUとメモリ(RAM)への負荷が急増します。

Minecraft、Cities: Skylinesの推奨構成

『Minecraft(マインクラフト)』と『Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)』は、バニラ(Modやアセットなし)なら比較的軽いゲームですが、「影MOD(Shaders)」や「大規模Modパック」(Minecraft)、あるいは「多数のアセット」(Cities: Skylines)を導入すると、要求スペックが(特にCPUとメモリを中心に)跳ね上がります。

ここでは、これらのゲームを「Mod・アセット導入」で本格的に楽しむことを前提とした、スペック不足で後悔しないための推奨構成を紹介します。

「影MODでグラフィックを向上させたい」(Minecraft)、「大規模Modパックで遊びたい」(Minecraft)、「多数のアセットでリアルな都市を作りたい」(Cities: Skylines)という方向けの構成です。

項目推奨スペック
CPURyzen 7 5700X (8コア)
GPURTX 5060 Ti (8GB)
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
推奨構成おすすめモデル
FRONTIER FRGKB550(キューブ型)ゲーミングPCの外観
FRGKB550
価格162,800円~(税込)

【解説】基本構成」のメモリの項目で解説した通り、Modやアセットの導入はメモリを大量に消費するため、メモリは32GBが必須です。(16GBではクラッシュの原因となります)

さらに、Mod処理に強い8コアCPU(Ryzen 7 5700X)と、強力なGPU(RTX 5060 Ti)を搭載しており、『影MOD』も快適に動作します。

「Modやアセットを本格的に楽しむ」ためのスペックがすべて揃った、後悔のない堅実なモデルです。

配信用途に最適なPCスペックは?

ゲームプレイと「フルHD(1080p / 60fps)」での同時配信を行うには、「CPUのコア数」「メモリ容量」が、通常のゲーミングPCより一段階上のスペックが求められます。

ここでは、「フルHD(1080p)配信」を快適に始められる、現時点で最もバランスの取れた「最適解」の構成を紹介します。

フルHD(1080p60fps)配信・推奨構成

項目推奨スペック
CPURyzen 7 7700
GPURTX 5060 Ti (NVENCエンコーダー)
メモリ32GB DDR5
ストレージ1TB NVMe SSD (ゲーム・OS用) + 2TB以上の録画アーカイブ用ストレージ (HDD/SSD)
アップロード速度10Mbps以上
推奨構成おすすめモデル
ZEFT R60YN ゲーミングPC(Thermaltakeケース)の外観
ZEFT R60YN
価格194,480円~(税込)

【解説】基本構成」のメモリの項目で解説した通り、ゲームと配信ソフトの同時起動はPCに高負荷をかけるため、メモリは32GBが必須レベルです。

このモデルは、その「32GBメモリ(DDR5)」「1TB SSD」最初から搭載しており、面倒なカスタマイズが一切不要です。

CPUも最新世代の「Ryzen 7 7700」(8コア)を搭載し、重い同時処理も難なく対応。GPUのRTX 5060 Tiが持つ最新「NVENCエンコーダー」により、ゲームの快適さを犠牲にせず、フルHD(1080p)の高画質配信が可能です。

録画用ストレージの追加: 「1TB SSD」はゲーム用です。録画データは非常に容量が大きいため、購入時に「カスタマイズ」から「内蔵HDD 2TB~4TB」(+1万円前後)を追加(増設)することをおすすめします。

インターネット回線の確認: PCの性能とは別に、「フルHD配信」には安定した「アップロード速度(上り速度)」最低10Mbps以*必要です。事前に回線速度も確認しましょう。

よくある質問コーナー

vTuberになるにはどのくらいのスペックが必要か

快適なゲーム配信(ストリーミング)を行うには、この記事で紹介している「ミドルスペック」以上のPCを推奨します。

配信は、「ゲームの処理」と「配信ソフトでの映像変換」を同時に行うため、PCに大きな負荷がかかります。

特に、CPUの性能とメモリ容量(32GB以上を推奨)が重要になります。詳しくは、本記事内の「配信用途に最適なPCスペック」の章で、配信に必要な構成を詳しく解説していますので、そちらをぜひご覧ください。

ゲーミングpcはグラボとcpuどっちがいい?

「GPUを最優先」で選び、そのGPUの性能を「十分引き出せるCPU」を組み合わせるのが正解です。

例えば、「ハイエンドGPU (RTX 5080)」と「エントリーCPU (Core i3)」のような組み合わせは、CPUが足を引っ張り、GPUの性能が無駄になってしまうため避けるべきです。

詳しくは、本記事内の「CPUの役割と選び方」(GPUとのバランス目安表があります)や「グラフィックボードの重要性」の章もぜひ参考にしてください。

▼さらに詳しい解説はこちら

ゲーミングPCのメモリは32GBと64GBのどちらがいいですか?

結論として、ゲーム目的なら「32GB」が最適解です。

32GBあれば、ゲームと他の作業(ブラウザや通話ソフト)の同時起動、ゲーム配信、Modの利用まで幅広く対応できます。

64GBは、4K動画編集や3DCG制作などを行うプロ向けの容量であり、通常のゲーム用途ではオーバースペックです。余った予算はGPUやストレージに回すことを推奨します。

より詳細な比較(16GBとの違い含む)は、本記事内の「メモリ容量の目安(16GB・32GB・64GB)」の章で解説していますので、そちらもぜひご覧ください。

まとめ


ゲーミングPCのスペック選びは、プレイしたいゲームと予算のバランスが重要です。初心者はミドルスペック(20万円前後)から始めると、多くのタイトルを快適に楽しめます。グラフィックボードに予算を重点配分し、将来的なアップグレードも視野に入れた構成を選びましょう。

スペック確認ツールや診断サイトを活用すれば、自分のPCが目的のゲームを動かせるか事前にチェックできます。定期的なメンテナンスとドライバ更新で、購入時の性能を長く維持できます。

ゲーミングPC選びで迷ったら、まず「何のゲームを、どの解像度・フレームレートで遊びたいか」を明確にすることから始めましょう。目的が定まれば、最適なスペックが自ずと見えてきます。

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