大学生活に向けてパソコンを探しているあなた、こんな風に思っていませんか? 「講義でも使うし、どうせならPCゲームも快適に動くゲーミングPCが欲しい! でも、予算は限られてるし、ノートにするかデスクトップにするかも迷う…」
その気持ち、痛いほどわかります。特に理系の方はスペックも気になりますよね。一人暮らしの部屋に置けるのか、周りの所有割合はどれくらいなのか、どこで買うのが一番お得なのかなど、悩みは尽きないはずです。
この記事では、数多くのPCを触ってきた私が大学生にピッタリなゲーミングPCの選び方を、実態に合わせてわかりやすく解説していきます。
- 大学生がゲーミングPCを選ぶ際のリアルな予算感と失敗しない選び方
- Z世代の「3人に1人がPCゲーマー」というデータと、理系学生に普及している理由
- 高額なPCをお得に手に入れるための「学割」や分割払いの活用テクニック
- 静音性重視で選ぶ!授業でも浮かないおすすめの厳選モデル4選
大学生のゲーミングPC選び!失敗しない基準と予算

まずは、大学生のゲーミングPC事情について、リアルなところを見ていきましょう。周りのみんながどれくらいのスペックを使っているのか、予算はどれくらい必要なのかを知ることで、自分に合った一台が見えてくるはずです。
大学生が使っているPCの平均価格はいくら?
結論から言うと、大学生が実際に使っているパソコンの価格帯は、学部や用途によってかなり幅があります。一般的な文系学生であれば10万円前後の薄型ノートPCが多いですが、ゲーミングPCを検討している層に限って言えば、20万円前後がひとつの大きな目安になっています。
「えっ、高くない?」と思うかもしれません。でも、これには理由があるんです。 大学生活は4年間(院に行けば6年間)続きます。入学時に安さだけで選んだ10万円以下のパソコンだと、3年、4年と経つにつれて動作が重くなり、最新のゲームはもちろん、研究で使う重たいソフトも動かなくなってしまうことが多いのです。
逆に、最初に20万円クラスのしっかりしたスペックのマシンを選んでおけば、卒業まで快適に使い続けられます。結果として、「トータルコストで損をする事態」にならずに済むわけですね。特にPCゲームを快適に遊びたいなら、この価格帯は必要経費と考えたほうが良いでしょう。
所有者の割合と普及率
「大学でゲーミングPCなんて使ってたら浮かない?」と心配な方もいるかもしれませんが、最近はキャンパス内で見かけることも本当に増えました。特にここ数年、オンライン授業や課題制作でそれなりのスペックが必要になったことも影響しているのかもしれません。
実際、若い世代でどれくらいPCでゲームをしているのか、参考になりそうなデータがあります。
Z世代のゲームプレイヤーの約33.2%が「PC」を普段利用している端末として
回答出典:SHIBUYA109 lab.「Z世代のゲームに関する意識調査」(2023年)
これは少し前のデータですが、「ゲームをする人」の中での割合として3人に1人くらいはPCで遊んでいるとなると、意外と珍しい存在ではないことがわかります。
私の体感でも、特に情報系や工学系の学生の間では、学業でGPUが必要になることも相まって、高性能PCを持っている人は多い印象です。文系でも動画編集を趣味にしている学生が増えているので、講義室でゲーミングノートを開いていても違和感はなくなってきていますね。
最近は「いかにもゲーミング」な虹色に光るデザインだけでなく、カフェでも使えるようなシンプルでスタイリッシュな白いゲーミングノートも増えています。見た目が気になる方でも選びやすくなっていますよ。
失敗しないための購入予算
ここが一番重要です。失敗しないために、予算は「PC本体」だけでなく「周辺機器」も含めて考えましょう。
PC本体に関しては、最低でも15万円以上、できれば20万円〜25万円の予算を確保することをおすすめします。 10万円前後の格安モデルもありますが、正直に言って最新の3Dゲームを快適に動かすには力不足なことが多いです。「せっかく買ったのにApexがカクカクする…」なんてことになったら悲劇ですからね。
また、ノートPCなら本体だけで済みますが、デスクトップPCを選ぶ場合は、モニター、キーボード、マウスなども必要になります。これらを揃えると、プラスで3万円〜5万円ほどかかります。
具体的な予算別の性能目安については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
ゲーミングPCの予算と相場を徹底解説|10万・15万・20万円の性能
理系学生ならハイスペックPCが役立つ理由

理系学部に進学するなら、ハイスペックなゲーミングPCは「贅沢品」ではなく「必須ツール」と言っても過言ではありません。
例えば、機械工学や建築学科で使う「CAD」や「3Dモデリングソフト」、情報系で学ぶ「プログラミング」や「AI(人工知能)の学習」、これらは全てパソコンのパワー、特に「GPU(グラフィックボード)」の性能に大きく依存します。
- 3D CADやレンダリング処理がサクサク進む
- プログラミングのコンパイル(変換)時間が短縮できる
- AI・ディープラーニングの学習に必要なGPU性能がある
- 仮想環境(Linuxなど)を構築しても重くならない
大学推奨の一般的なノートPCでは、これらの作業でフリーズしたり、待ち時間が長すぎて課題が終わらない…なんてこともザラにあります。ゲーミングPCなら、これらの学業もスムーズにこなせるので、結果的に成績アップや研究の効率化に繋がるんです。
ゲーミングノートPCとデスクトップの比較
「持ち運びできるノートか、性能最強のデスクトップか」。これは大学生にとって究極の選択ですよね。
ズバリ言ってしまうと、大学の講義でPCを使うなら「高性能なゲーミングノートPC」一択です。 今の大学はBYOD(自分のPCを持ち込むこと)が基本。毎日大学に持って行って、図書館やカフェで課題をやり、家に帰ったらそのままゲームをする。このスタイルが一番理にかなっています。
最近のゲーミングノートは進化していて、デスクトップ並みの性能を持ちながら、重さ1.6kg前後で持ち運べるモデルも出てきています。もちろん、同じ価格ならデスクトップの方が性能は上ですが、大学生活の利便性を考えるとノートのメリットは大きいです。 「家では大画面でやりたい」という場合は、ノートPCを自宅のモニターに繋げばOK。これならデスクトップのような使い方もできます。
一人暮らしの学生におすすめのPC環境

一人暮らしのスタート、自分だけの空間作りはワクワクしますよね。限られたスペースだからこそ、工夫次第で「秘密基地」のような没入感のある快適な環境が作れます。
ゲーミングノートPCなら場所を取らないので、使わないときは立てて収納するなど、デスク周りをスマートに保てます。もしデスクトップを置く場合でも、タワー型の本体を足元に配置するなど工夫すれば、圧迫感なく設置可能です。
おすすめは、「14インチ前後のゲーミングノート + 24インチの外付けモニター」という組み合わせ。 これなら、普段はコンパクトに使えて、ゲームやレポート作成の時だけデュアルモニターで効率を高められます。モニターアームを使えば、デスクの上を広く使えるので、まるでコックピットのような機能的な空間が完成しますよ。
周辺機器を揃える際の予算感や優先順位については、こちらの記事が参考になります。
ゲーミングPC周辺機器ガイド|初心者が揃えるべき物と優先順位【総額と選び方】
大学生がゲーミングPCのおすすめモデルとお得に手に入れる方法

欲しいPCのスペックが決まっても、やっぱり金額がネック…。ここからは、お金のない大学生でも賢くゲーミングPCを手に入れるためのテクニックと、私が現役大学生なら絶対に選ぶ「厳選おすすめモデル」を紹介します。
大学生におすすめの厳選モデル4選
「結局どれを買えばいいの?」と迷っているあなたへ。今回は、あえて「ノートPC」と「デスクトップPC」で選び方の基準を変えて厳選しました。
- ノートPC: 大学での使いやすさと、お財布への優しさを重視した「高コスパな良機」
- デスクトップPC: 4年間(あるいはもっと)第一線で戦える「最新スペック搭載機」
自分のスタイルに合わせて、ピンとくる方を選んでみてください。
【ノートPC編】授業中は静かに!「静音設定」ができるモデル
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清潔感のあるホワイトボディ:
カフェや教室で開いても浮かない、シンプルでおしゃれなデザイン。女子学生にも人気です。 -
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余裕のメモリ32GB搭載:
ノートPCでは珍しい大容量メモリを標準搭載。理系の研究ソフトや、通話しながらのゲームも動作が重くなりません。 -
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授業中は静音化が可能:
専用ソフトで「静音モード」に切り替えれば、レポート作成中などはファンの音を気にせず使えます。
| GPU | RTX 4050 Laptop |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7435HS |
| メモリ | 32GB (DDR5) |
| SSD | 1TB Gen4 |
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コスパ抜群のスタンダード:
「とりあえずPCゲームを始めたい」「予算を抑えたい」という方の最初の1台に最適。質実剛健なモデルです。 -
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即納に対応:
注文してすぐ届くスピード出荷。急な課題や、春休み中に遊び倒したいニーズに間に合います。 -
✔
165Hzモニター搭載:
一般的な144Hzを超える「165Hz液晶」を標準搭載。FPSゲームなどでより有利に、滑らかな映像で楽しめます。
| GPU | RTX 3050 Laptop |
|---|---|
| CPU | Core i7-13620H |
| メモリ | 16GB |
| SSD | 500GB |
【デスクトップ編】最新パーツ搭載の「新定番」
続いてはデスクトップPC。こちらはSNSなどでも話題になっている、最新の「RTX 50シリーズ」や「Core Ultra」を搭載した、2025年の大学生にふさわしいモデルです。
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「新時代の標準」スペック:
最新CPU「Core Ultra」と「RTX 5060」のコンビ。AI処理にも強く、これからの大学での学びにもマッチします。 -
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メモリ32GBを標準搭載:
友人と通話しながらのゲームや、理系の研究ソフトも余裕。16GBでカツカツになる心配がなく、4年間戦えます。 -
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賢いコストパフォーマンス:
最新パーツを使いつつも、税込19万円台を実現。「派手さはいらないけど、中身はしっかり良いものが欲しい」という堅実派へ。
| GPU | RTX 5060 (8GB) |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 5 225F |
| メモリ | 32GB (DDR5) |
| SSD | 1TB Gen4 |
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圧倒的なハイパフォーマンス:
最新「RTX 5070 Ti」はVRAM 16GB。激重ゲームも、AI学習も、4K動画編集も、圧倒的なパワーでねじ伏せます。 -
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長く使える安心感:
高性能なCore i7を採用し、「スペック不足で買い替え」のリスクを極限まで低減。長く快適に使うなら、結果的に安上がりです。 -
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拡張性とメンテナンス性:
ケースが大きく、ストレージ増設やパーツ交換が容易。PCの仕組みを学びながら、自分好みに育てていける1台です。
| GPU | RTX 5070 Ti (16GB) |
|---|---|
| CPU | Core i7-14700F |
| メモリ | 32GB (DDR5) |
| SSD | 1TB Gen4 |
「学割」でゲーミングPCを安く買う方法
大学生の特権といえば「学割」。映画館や美術館だけじゃなく、実はゲーミングPCの世界にも学割は存在します。
特に大手メーカー(Lenovo、HP、Dellなど)は、公式のオンラインストア内に「学生ストア」という専用ページを設けていることが多いです。ここから購入するだけで、通常価格から数%〜中には数十%オフになることも!
「BTOメーカーにはないの?」と思うかもしれませんが、最近は一部のBTOメーカーでも学割キャンペーンを行うことが増えてきました。ただ、正直なところ「新生活応援セール」などの大型セールの方が、学割よりも割引率が高いケースも多いです。
なので、まずは「学割価格」をチェックしつつ、開催中のセール品と見比べるのが賢い買い方ですね。「学割」についての詳細な比較や使い方は、また別の記事でじっくり解説しようと思います。
学生でも可能な分割払いの活用法
20万円を一括で払うのはキツイ…そんな時は「ショッピングローン」を活用しましょう。クレジットカードの分割払いだと金利(手数料)がかかってしまいますが、BTOパソコンメーカーの多くは「金利手数料無料キャンペーン」を行っています。
これを使えば、例えば24万円のPCを24回払いで買うとしても、月々1万円ポッキリ。金利ゼロなので、総支払額は一括払いと変わりません。これならバイト代で十分払えますよね。
| メーカー | 分割手数料無料回数(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| ドスパラ | 最大48回 | JACCS審査あり |
| マウスコンピューター | 最大36回 | 時期により変動あり |
| Lenovo | 最大48回 | JACCS審査あり |
審査はありますが、安定したバイト収入があれば学生でも通ることが多いです。無理なく憧れのPCを手に入れる最強の手段ですね。
高額なPC購入を認めてもらう親への説得術
親に援助をお願いする場合、「ゲームがしたいから買って!」と言っても十中八九断られます(笑)。ここは戦略的にいきましょう。
ポイントは「学業への投資」と「長く使える経済性」をアピールすることです。
- 「大学の授業で3Dやプログラミングをやるんだけど、普通のPCだと性能が足りなくて授業についていけないんだ」
- 「安いPCだとすぐに壊れたり遅くなったりして買い替えが必要になるけど、高性能なPCなら卒業まで4年間使えるから、結果的に安いよ」
- 「このPCでスキルを身につけて、将来の就活に役立てたいんだ」
実際、これは嘘ではありません。理系ならなおさら説得力があります。「遊び」ではなく「未来への投資」であることを誠実に伝えれば、きっと理解してもらえるはずです。
ゲーミングPCで大学生活と人生が変わる

大げさかもしれませんが、高性能なPCを持つことで人生の選択肢は確実に広がります。
私自身もそうでしたが、快適なPC環境があると、ゲームだけでなく「動画編集をやってみようかな」「プログラミングを勉強してみようかな」「AIで遊んでみようかな」という意欲が自然と湧いてくるんです。パソコン一つで何かを作り出せるスキルは、就職活動でも強力な武器になります。
ただゲームをするだけの箱ではなく、自分の可能性を広げてくれるパートナー。それが大学生にとってのゲーミングPCなんです。
まとめ:大学生こそゲーミングPCを活用しよう
今回は大学生のゲーミングPC選びについて解説しました。 予算やスペック、持ち運びの問題など、考えることは多いですが、自分に合った一台が見つかれば、大学生活の質(QOL)は爆上がりします。
【この記事の要点】
- 安さより「4年間戦えるスペック」を重視し、20万円台を目安にする
- 大学への持ち運びを考慮し、場所を取らないノート型を選ぶのが正解
- 一括が厳しければ、手数料無料の分割払いや学割をフル活用する
- 単なるゲーム機ではなく、スキルを磨く「将来への投資」と捉える
講義の課題もサクサク終わらせて、空いた時間で友達とゲームをしたり、新しいスキルを身につけたり。そんな充実したキャンパスライフを送るために、ぜひ妥協のないPC選びをしてくださいね。応援しています!
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